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「理解して覚えるもの」と「単純に覚えるもの」

「理解して覚えるもの」と「単純に覚えるもの」ということで話を進めて行きます。

 

例えば、「単純に覚えるもの」とは、「数字」「罰金・罰則」「沿革」に関する事項です。

 

「罰金・罰則」「沿革」に関しては、特に理解することもなく、覚えているかどうかが勝負です。

 

内容を理解したら「数字」「要件」「定義」も「単純に覚えるもの」のグループに入ります。

 

社労士の試験は覚えることも多く、出題範囲が広いので、単純に記憶すべき内容は、「いずれ覚えよう」ということで優先順位が下がってしまいます。

 

 

社労士試験の中で暗記すべき内容は、

Aのグループ…「理解して覚えるもの」

Bのグループ…「単純に覚えるもの」と2つあります。

 

「罰金・罰則」「沿革」等は、Bのグループに入りますが、

Bに関しては、日常生活の中で機械的に覚える仕組みを作れば、メリハリを付けた形で学習することが出来ます。

 

具体的には、単純に暗記すべき事項をカードに書いて、ポケットにしのばせ、ちょっとした時間に目を通します。

 

 

エレベーターに乗っている時間や電車の中、トイレの中等々、ありったけの隙間時間を使って覚え込みます。

 

合格基準点を突破するためには、優先順位を付けながらテキストに記載している数字を徹底的に覚えていきます。

 

 

例えば、労働基準法には、罰則・罰金が4種類あります。

 

一番重い罰則・罰金が、1年以上10年以下の懲役又は20万円以上300万円以下の罰金である強制労働の禁止になります。

 

これに関しては、多数の受験生が覚えていることと思います。

 

2番目に重い罰則は、1年以下の懲役又は50万円以下の罰金。

中間搾取の排除や最低年齢等がありますが、これを覚えている受験生は、一気に減ります。

 

 

2番目に重い罰則も理解より暗記しているかどうかです。

 

 

 

「単純に覚えるもの」に関しては、通常の学習とは別に機械的に覚える仕組みを作ることも必要になってきます。