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労務管理その他一般常識攻略法 削ぎ落す

令和2年9月 30 日 厚生労働省より公表された「令和元年 雇用動向調査結果の概要」を3回に分けてブログで更新しました。

 

かなり細かい内容なので読むだけでも一苦労ですし、これを覚えるのは、なおのことシンドイ作業になります。

 

労1に関しては、

「広く、浅く」

「虫の目より鳥の目」

「ミクロよりマクロ」。

「重箱の隅を突付く学習は不要。」

 

 

「削ぎ落すこと。」

これにつきます。

 

とにかく、労1に関しては、

削ぎ落して、正誤のしっぽ(尾っぽ)を覚えること。

 

 

欲張る必要はありません。

欲張っても、中途半端に終わるのがオチです。

 

例えば、「平成30年若年者雇用実態調査の概況」(正社員の採用選考にあたり重視した点)があります。

若年正社員の採用選考をした事業所のうち、採用選考にあたり重視した点(複数回答)について採用区分別にみると、「新規学卒者」、「中途採用者」とも「職業意識・勤労意欲・チャレンジ精神」がそれぞれ 77.9%、76.0%と最も高くなっている。次いで「新規学卒者」、「中途採用者」とも「コミュニケーション能力」(71.1%、62.9%)、「マナー・社会常識」(61.0%、60.1%)となっており、積極性や他者との関わり合いの中で円滑に業務を遂行することができる能力、スキルが重視されている。また、「新規学卒者」に比べ「中途採用者」は「業務に役立つ職業経験、訓練経験」(10.7%、40.6%)が重視されている。

 

上記を読んだだけでは、内容が頭に入りません。

読むだけで疲れます。

 

 

上記の内容を削ぎ落していきます。

 

「新規学卒者」と「中途採用者」に大きな違いがあれば、その点がポイントになる可能性もありますが、同じような数字ですし、順番も同じなので採用区分は無視します。

 

さらに、77.9%、61.0%…と数字が出てきますが、突出した数字であれば別ですが、この数字を覚える意味はありません。

(仮に出題されても誰も解けません。)

 

上記の部分をさらに削ると、下記になります。

若年正社員の採用選考にあたり重視した点

「職業意識・勤労意欲・チャレンジ精神」

「コミュニケーション能力」

「マナー・社会常識」

 

さらに、絞ります。

例えば、「職業意識・勤労意欲・チャレンジ精神」は「チャレンジ精神」に、

「マナー・社会常識」は「マナー」にします。

 

最終的には、下記になります。

若年正社員の採用選考にあたり重視した点

「チャレンジ精神」⇒「コミュニケーション能力」⇒「マナー」

 

 

必要なことは、正誤の「しっぽ」を覚えることです。

「チャレンジ精神」⇒「コミュニケーション能力」⇒「マナー」

 

上記を踏まえて、令和2年の労1の択一式です。

令和2年1-A

【我が国の若年労働者に関して。なお、本問は、「平成30年若年者雇用実態調査(厚生労働省)」を参照しており、当該調査による用語及び統計等を利用している。この調査では、15歳から34歳を若年労働者としている】

 

若年正社員の採用選考をした事業所のうち、採用選考に当たり重視した点(複数回答)についてみると、「職業意識・勤労意欲・チャレンジ精神」、「コミュニケーション能力」、「マナー・社会常識」が上位3つを占めている。

 

「チャレンジ精神」⇒「コミュニケーション能力」⇒「マナー」をしっかり覚えていれば、

正解の選択肢にすることが可能です。

 

1に関しては、削ぎ落した結果のしっぽを覚えることが近道です。