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令和3年 労働経済白書 問題 №5

令和3年版 労働経済白書 要約版より抜粋(№5)

問題はすべて正解です。

 

[問題]リーマンショック期と比較すると、就業者数は、感染拡大前にはリーマンショック期よりも高い水準にあったが、2020年4月に前月比で108万人減少し、リーマンショック期を通じた減少幅と同程度の幅で落ち込んだ。

 

[問題]休業者数は、2020年4月にリーマンショック期と比較して急激に増加したが、5月以降急速に減少した。

 

[問題]完全失業率は、感染拡大前にはリーマンショック期よりも低い水準にあったところ、上昇幅もリーマンショック期よりも小さく、2020年内の最大でも3.1%とリーマンショック期よりも低い水準にとどまった。

 

[問題]非労働力人口は、感染拡大前にはリーマンショック期よりも低い水準にあったところ、2020年4月に前月比86万人増と一時的に大幅に増加した後、1年以内に元の水準に戻ったが、期間を通じてリーマンショック期よりも低い水準で推移した。

 

[問題]有効求人数は2020年4~5月、新規求人数は4月を中心に減少した後、いずれも弱いながらも持ち直しの動きであった。一方、新規求職申込件数が7月以降緩やかに減少傾向で推移する中で、有効求職者数は夏頃に増加傾向となった後、おおむね横ばいであった。

 

[問題]有効求人倍率は2020年9月に1.04まで低下し、その後も弱い動きであった。また、新規求人倍率は7月を底に上昇傾向で推移した。

 

[問題]リーマンショック期と比較すると、感染拡大期の有効求人倍率、新規求人倍率は、感染拡大前から高い水準にあり、感染拡大の影響により大きく低下した後もリーマンショック期の水準を上回っていた。

 

[問題]雇用者数の変動を雇用形態別にみると、2020年を通じて正規雇用労働者は増加を続けた一方、非正規雇用労働者が大きく減少した。また、リーマンショック期には正規雇用労働者、非正規雇用労働者ともに前年同期比で減少していた点と異った。

 

[問題]離職者のその後の就業状況をみると、正規雇用労働者、非正規雇用労働者ともに再び就業者となった者(転職者)が減少した。

 

[問題]前職が非正規雇用労働者であった者では、非労働力人口や完全失業者となった者が増加した。また、前職が正規雇用労働者であった者でも、完全失業者となる者が増加傾向となった。

 

[問題]転職者数(過去1年以内に離職経験のある就業者)の推移をみると、2020年は感染拡大の影響により、2010年以来10年ぶりに減少に転じ、32万人と減少幅も大きくなっている。

 

 

[問題]転職者の前職の離職理由の変化(前年差)をみると、2020年には、「人員整理・勧奨退職のため」等により離職し、転職した者が増加した一方で、「より良い条件の仕事を探すため」に転職した者が大きく減少している。