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令和2年の労働災害の状況(問題形式)

令和3年版 厚生労働白書(p242

令和2年の労働災害の状況

 

下記の【問題】は、すべて正解です。

 

【問題】令和2年の労働災害については、死亡者数は1,000人を下回り過去最少となった。

 

【問題】休業4日以上の死傷者数は130,000人と前年より増加した。

 

【問題】労働者の健康面については、精神障害による労災支給決定件数は、2019(令和元)年度には509件と前年度と比較して増加しているものの、おおむね横ばい傾向となっている。

 

【問題】自殺者数については、2019年は、約2万人と8年連続で3万人を下回っている。

 

【問題】上記自殺者のうち約2,000人について勤務問題が理由の1つとされているなど、働く人々の職場環境は引き続き厳しい状況にある。

 

労働災害の発生状況 2020(令和2)年の労働災害については、死亡者数は802人(前年比43人(5.1%) 減)と過去最少となった。

一方、休業4日以上の死傷者数は131,156人(前年比5,545 人(4.4%)増)と前年より増加した。

 

労働者の健康面については、精神障害による労災支給決定件数は、2019(令和元)年度には509件と前年度と比較して増加しているものの、おおむね横ばい傾向となっている。

 

自殺者数については、2019年は、約2万人と8年連続で3万人を下回っているが、 このうち約2,000人について勤務問題が理由の1つとされているなど、働く人々の職場環境は引き続き厳しい状況にある。

 

令和3430日(金)に厚生労働省から報道各社向けの記事も確認してください。

令和2年1月から12月までの労働災害による死亡者数(以下「死亡者数」)は802人(前年比43人・5.1%減、平成29年比176人・18.0%減)と3年連続で過去最少となりました。

 

休業4日以上の死傷者数(以下「死傷者数」という)は131,156人(前年比5,545人・4.4%増)と平成14年以降で最多となりました。

 

労働災害を減少させるために国や事業者、労働者等が重点的に取り組む事項を定めた中期計画である「第13次労働災害防止計画」(以下「13次防」)(平成30年度~令和4年度)では、平成29年比で死亡者数を15%以上、死傷者数を5%以上減少させることを目標にしています。

 

死亡者数については、13次防の目標を超えた減少となっていますが、死傷者数については、平成29年と比較すると13次防の重点業種である陸上貨物運送事業、小売業、社会福祉施設及び飲食店で増加となり、同計画の目標の達成が困難な状況となっています。

 

13次防の4年目となる令和3年度は、特に死傷者数が増加している陸上貨物運送事業、小売業及び社会福祉施設を重点として取り組むとともに、「高年齢労働者の安全と健康確保のためのガイドライン」(エイジフレンドリーガイドライン)の普及啓発、「STOP!転倒災害プロジェクト」)の推進などに取り組んでいきます。