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社会保険労務士独学の3つの勉強法

今回は、独学の場合の勉強法です。

 

独学の場合の勉強方法で重要なのは、3つあります。

1つ目は、計画を立てる。

2つ目は、勉強方法の確立。

3つ目は、モチベーションの維持。

 

上記3つをベースに記載していきます。

 

計画の立て方

いきなり参考書と過去問を開いて勉強するのではなく、計画(スケジュール)を立てることが最優先です。

 

ここで注意が必要なのは、「細かく計画を立てない。」ということです。

モチベーションが一番高いのは、社労士受験を決めた時と初めて計画を立てる時です。

 

「よし、社会保険労務士合格受するぞ。」の気持ちが先行し、無理な計画を立てがちです。

 

はっきりいって、続きません。

 

細かい計画ではなく、大雑把な計画を立て、目標値を決め、毎日振り返ることが必要です。

 

では、どのように計画を立てるのかというと

例えば、

労働基準法…9月

安衛法…10月前半の2週間

労働者災害補償保険法…10月後半から11月前半

雇用保険法…11月後半から12月前半

徴収法…12月末

健康保険法…1月

国民年金法…2月

厚生年金保険法…3月

労1…4月前半

社1…4月末

5月…労働関係

6月…社会保険関係

7月及び8月…全科目

 

上記の感じです。

 

あとは、日数を参考書のページ数で割って1日の目安ページを算出して学習を進めていきます。

(1ページに重要な内容が記載されている場合と重要でないページは、臨機応変に対応してください。)

 

復習の頻度や度合い等は、勉強する過程で自分なりの勉強方法を見つけていきます。

 

大雑把なスケジュールは、各種予備校のスケジュールが参考になります。

 

計画の軌道修正も、毎日学習する数字目標(参考書のページ数)をベースに機械的に修正ができます。

 

そのためにも、毎日学習した実積を記録しておくことが必要です。

 

具体的には、ページ数と項目、達成度。

例えば、

1012日 労働基準法 p6080(達成度80%)「解雇に関して」

 

達成度は、「%」でも「◎、〇、△、×」でも何でも構いませんが、ゲーム感覚でできます。

 

②勉強方法の確立

「何をもって勉強方法が確立したか」というと難しいところですが、

感覚的なところでいうと「達成感や充足感」。

継続性の有無。

理解と暗記の定着度。

成績が伸びた。

 

上記は一例ですが、皆さん自分なりに日々追及してみてください。

 

結果は、すぐには出ません。

手ごたえを感じるためには、試行錯誤しながら進めていくしかありません。

時間をかけて「これだ。」という勉強方法を確立してください。

 

「これだ。」と思う勉強方法が確立できれば、それを信じてやり抜くことです。

 

③モチベーションの維持

本試験までモチベーションを維持することは大変です。

が、これがないと社労士合格は難しいと思います。

 

モチベーション(やる気)の継続があれば、たいていのことは達成できます。

 

社労士を目指すきっかけは、皆さんそれぞれなので一概には言えませんが、そのきっかけを忘れずに、勉強に励むことです。(内部要因)

 

また、やる気を継続する外部要因としては、計画に対する進捗度をゲーム感覚で確認する。

周りに宣言する。

整理整頓し、机の上には、参考書をいつも開いておく。

いつでも、どこでも学習できるように暗記ノートを常に携帯しておく。

 

形から入ってやる気を継続する方法等です。

 

これも試行錯誤しながら突き詰めてみてください。

 

まとめ

独学で受験される方は、先が見えない暗闇の中を突き進む感じですが、

・計画を立てる。

・学習方法を確立する。

・やる気を維持する。

 

この3つを念頭に置いて勉強を進めてください。

 

時間はかかりますが、地道に1歩1歩前進するだけです。