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平成 30 年度子ども・若者の状況及び子ども・若者育成支援施策の実施状況

30 年度子ども・若者の状況及び子ども・若者育成支援施策の実施状況

(令和元年版子供・若者白書)令和元年6月   内 閣 府

 

【日本の若者意識の現状~国際比較からみえてくるもの~】

調査結果のポイント

■日本の若者は、諸外国の若者と比べて、自身を肯定的に捉えている者の割合が低い傾向にあるが、日本の若者の自己肯定感の低さには自分が役に立たないと感じる自己有用感の低さが関わっていること

■日本の若者は、諸外国の若者と比べて、外国留学や外国居住を望む者の割合が低い傾向にあること

■ボランティア活動の経験者や自分自身に満足している者の中には、外国留学を希望する者が多い傾向にあること

 

(中略)

 

【職業生活の重視点】

調査結果のポイント

■日本の若者が「仕事を選ぶ際に重視すること」のうち、選択した者の割合が最も高かったのは、

「収入」…70.7

「仕事内容」…63.1

「労働時間」…60.3

「職場の雰囲気」…51.1

■平成25年度の調査時と比べて、選択した者の割合が多かった上位3項目は、「収入」、「仕事内容」、「労働時間」で変わりないが、「労働時間」を選択した者の割合は8.6ポイント高かった。

また、「自分を生かすこと」、「自分の好きなことや趣味を生かせること」を選択した者の割合はそれぞれ9.9ポイントと4.0ポイント低かった。

■このように、日本の若者は、平成25年度の調査時と比べて、仕事を選ぶ際に自己実現につながるかどうかを重視する者の割合が低下していた一方で、労働時間など、私生活

の豊かさに結び付く労働条件であるかどうかを重視する者の割合は上昇していた。

 

【長期化するひきこもりの実態】

調査結果のポイント

■満40歳から満64歳までのひきこもりの出現率は1.45%で、推計数は61.3万人であること

■ひきこもり状態になってから7年以上経過した方が約5割を占め、長期に及んでいる傾向が認められること

■専業主婦や家事手伝いのひきこもりも存在すること

 

■ひきこもり状態になった年齢が全年齢層に大きな偏りなく分布していること

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