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男女共同参画白書 平成30年版

就業をめぐる状況

●生産年齢人口(1564歳)の就業率は,特に女性の上昇が著しい。

 

M字カーブは以前に比べて浅くなっており,M字の底となる年齢階級も上昇している。

 

●平成29年の女性の非正規雇用労働者の割合は55.5%で,前年に比べてやや低下。

 

●平成29年の女性の就業希望者は262万人であり,求職していない理由で最も多いのは「出産・育児のため」で35.6%。

 

 

●平成29年の給与の男女間格差は,男性一般労働者の給与水準を100とすると,女性一般労働者の給与水準は73.4

企業における女性の参画

●平成29年における役職者に占める女性の割合は,係長級18.4%,課長級10.9%,部長級6.3%と,上位の役職ほど女性の割合が低い。

 

●平成29年の上場企業の役員に占める女性の割合は3.7%で,前年比0.3%ポイント上昇。

 

 

●平成29年における管理的職業従事者に占める女性の割合は13.2%であり,諸外国と比べて低い水準となっている。

仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)をめぐる状況

●子育て期にある30歳代及び40歳代の男性においては,週間就業時間60時間以上の雇用者の割合が,女性や他の年代の男性と比べて高くなっている。

 

●年次有給休暇の取得率は,女性より男性の方が低い。

 

●性別役割分担意識に反対する者の割合が男女ともに賛成の割合を上回った(平成28年調査)

仕事と子育て・介護の両立の状況

6歳未満の子供を持つ夫の家事・育児関連に費やす時間(1日当たり)は83分。他の先進国と比較して低水準にとどまっている。

 

●男性の育児休業取得率は,上昇傾向にあるものの,依然として低水準。

 

●平成29年の保育所等待機児童数は,前年に比べて増加し,放課後児童クラブの利用を希望するが利用できない児童数は,前年に比べてやや減少した。

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