保険の制度を使う法律には、必ず運営主体となる管掌者である保険者と保険制度により保護を受ける被保険者とで構成されています。
基本的な事項ですが、しっかり押さえていく必要があります。
| 法律名 | 保険者 |
| 労働者災害補償保険法 | 政府 |
| 雇用保険法 | |
| 国民年金法 | |
| 厚生年金保険法 | |
| 健康保険法（注①） |
全国健康保険協会 健康保険組合 |
| 国民健康保険法 |
市町村 国民健康保険組合 |
| 船員保険法 | 全国健康保険協会 |
| 介護保険法 | 市町村 |
| 高齢者医療確保法 |
全国健康保険協会 健康保険組合 市町村 国民健康保険組合 共済組合 日本私立学校振興・共済事業団 |
押さえ方として（高齢者医療確保法を除いて）
●政府が保険者である法律が4つ
●健康保険法と国民健康保険法の保険者は2つずつ
●市町村が保険者である法律は、国民健康保険法と介護保険法
注①の健康保険法ですが、頻出事項として、
日雇特例被保険者の保険者は、全国健康保険協会だけになります。
過去問 平成21年 問10‐A
『日雇特例被保険者の保険の保険者は、全国健康保険協会及び健康保険組合である。』
（解答）誤り。